ご入居までの流れ

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役所で障がい支援区分とサービス利用の決定を受ける
障がい者手帳を保有しただけでは、障がい者グループホームをご利用できません。グループホームをご利用するには、障がい支援区分の指定を受けていただかなくてはならないからです。
障がいの度合いにより、区分1~6まで存在します。区分1が最も軽く、区分6は障がいの程度が最も重いです。
聞き取り調査や審査会を通して、区分が決定されます。このとき障がい支援区分が決定するには、2か月ほどの時間がかかることもあります。
役所に依頼してすぐに認定を受けられるわけではありません。そのため障がい者グループホームのご利用をお考えならば、まず早めに役所での申請をお願いいたします。
2
ぜひ直接ご連絡を
障がい区分の認定を受けることができれば、障がい者グループホームへ入所するための第一ステップは完了したことになります。そしてサービスのご利用が決定されれば、障害福祉サービス受給者証にサービス支援の内容として共同生活援助(グループホームのこと)が記されます。
なお実際に住むことになるグループホーム選びにつきましては、担当相談支援専門員などにご相談されてもいいです。
ただその場合、実際の入居までに2~3年ほどかかるのが普通です。こうした相談員はほとんどのケースで「いま空きがないから待ってほしい」とご利用希望者のみなさまに伝えます。
しかし、「障がい者グループホームに空きがない」というのは半分正しいものの、半分間違っています。相談員は不動産仲介業ではないため、障がい者グループホームの空き情報を即時的に入手することは困難です。「彼らが知っている範囲でグループホームの空きがない」ということが多く散見されます。
ですからおすすめしたいのは、自ら探す方法です。このやり方であれば、比較的短い時間で入居候補先を発見できます。
3
見学・面談や体験入所を通して、入居するかどうかを決定する
ご入居希望の施設と連絡が取れたら、事前に見学・面談をお願いすることとなります。ご本人やご家族がご自身で、施設の見学や入所に当たっての注意事項に関する説明をお受けいただくことになります。
なお、実際に施設を利用しなければ使い勝手がわかりません。また、ほかにどのような入居者がいるのかもわかりません。そこで、体験利用することで施設の雰囲気を実際に確かめていただきたいのです。
生活をする上で気になる点は事前にご確認していただきたく思います。
『ゆずりはハウス』は、みなさまにご理解いただけるまで何度でも説明いたします。なお、障がい者グループホームによって支援内容は大きく異なるので、ぜひ多岐にわたる積極的なご質問をお待ちしております。
たとえば、イベントやミーティングの頻度などは施設によって大きく異なります。グループホームによって支援内容が変わるからこそ、事前のご確認が重要になるのです。
なお施設のご利用予定者のみなさまに事前のグループホームの見学・訪問・面談をお願いするのは、「施設側がご利用者を確認する必要がある」という側面もございます。一般的な例を挙げるとするならば、「完全に火気厳禁をルールとするグループホームは、タバコを吸う人をお断りする」といったように。
またご入居可能となるにしても、施設側はご利用者の支援内容などを事前にきちんと把握しておかなければなりません。ですから、事前のご訪問をお願いしております。
概要
①直接または横浜市各区の福祉保健センター・障害支援課・生活支援課、医療機関、生活支援センター、作業所(就労支援B型)などの各機関を通じてお問い合せ
②お問い合わせ→ご見学→面談→体験入居→ご契約→ご入居
※ご入居決定に際しては充分な面談・検討を事前に実施し、障害の種別にとらわれず『共同生活・地域生活を送れるか』を重視します。
まとめ
実際にグループホームを利用するためには、役所と障がい者施設の2つで手続きをしていただかなければなりません。
障がい者グループホームへ入居するためには、「障害区分の指定」が必須となります。ですから、まずは役所で認定を受けてください。
またサービスの利用が決定したら、実際にご入居なさるグループホームを探すこととなりましょう。このとき担当者に相談なさる方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご入居までに長い時間がかかるかもしれません。そこで自ら障がい者グループホームをお探しなさることをお薦めいたします。ぜひとも『ゆずりはハウス』をご検討ください。面談・見学や体験入所を通して、特段問題が無ければあまりお時間を頂戴することなくご契約となります。
家賃が国から助成され、食費や水道光熱費など、必要最低限の出費で住めるシェアハウス形式の施設が障がい者グループホームです。夜間は支援スタッフが常駐しているためご家族の負担は大きく減り、親亡き後問題も解決できる施設となります。しかし、居住に関するルールは施設によって大きく異なることもありえますので、ご自身にとって最適な施設を慎重にお選びくださるようお願い申し上げます。